10か国以上を取材した成果を存分に発揮し、美しい3DCGのボスキャラが登場するゲーム(セガサターンマガジン1996年4月26日号より一部引用)ということはあまり無く、発売当時に購入者の多くを失意のどん底に突き落とした「クソゲーの帝王」と呼ばれたガンシューティングゲーム。
1 ストーリー
1986年、コンバット越前はマルマラ軍の傭兵であった。ある戦いの敗走中にダニー、グレッグとともに偶然見つけた遺跡に逃げ込む。そこで越前は進化する銃「クリムゾン」を発見するのだった。
10年後、KOT症候群という病がヨーロッパ中に広まっていた。医者となった越前は傭兵時代の記憶により突き動かされ、クリムゾンを手にサロニカの町へ向かう。サロニカの町は魔物の住処と化していた。
2 キャラクター
コンバット越前
当ゲームの主人公、1966年5月5日生まれ。行き当たりばったりな性格をしていて、冒険心旺盛な一匹狼。女性の扱いは苦手で好物は焼きビーフン。
デスビスノス
機械が究極の進化を遂げた生物(説明書より:機械か生物かよくわからない、文面からは生物ということに?)。コンバット越前が戦うモンスターはデスビスノスが放ったもの。ラスボス。
3 システム
有名なオープニングムービー
デスクリムゾンのある意味一番の見せ場であるオープニング。様々な名言や映像を垣間見ることができます。
飛ばせないエコール社ロゴとムービー。ゲーム開始時とゲームオーバーから復帰したときに必ず見ることになります。BGMの不協和音も相まって空恐ろしい気持ちになってしまいます。
OPムービーでは
「上からくるぞ!気をつけろ!」
といいつつ3人は階段を駆け上がって行ったり。
「せっかくだから、俺は赤の扉を選ぶぜ。」
と越前は緑色の扉を開けたりします。(扉の上部に少し赤い印は一応ある)
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参考動画:デスクリムゾン オープニング
デスクリムゾンOPの聖地は和歌山県の友ヶ島。地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の 4 つの無人島の総称で砲台跡等の廃墟が魅力的な場所です。2022年放送の名作SFサスペンスアニメ「サマータイムレンダ」の聖地でもあります。(2023年2月26日更新)
ゲームステージ
液晶テレビではバーチャガンが使えないため、必然的にコントローラーでの対応のみとなります。照準の移動スピードが尋常でないほど早く、敵を狙い撃ちするのも至難の業です。全3ステージ。
妨害してくる男とムササビ
ゲーム中、前触れもなく白服の人間とムササビが現れます。撃ってしまうとライフが減るので注意が必要。特にムササビは敵に同化しやすく、ここぞとばかりに邪魔をしてくるため許しがたくなります。
進化する銃クリムゾン
銃の横にあるゲージがいっぱいになると、銃が進化します。画面上の敵をせん滅したり、15発連続して打てるようになったりします。
オプション
難易度設定、残機設定、コントローラーの照準スピード設定がない。ステレオ・モノラル設定のみという漢の仕様。
4 広告等
5 概要
基本情報
発売日:1996年8月9日
開発:エコールソフトウェア
販売:エコールソフトウェア
ジャンル:シューティング
ランキング:945/945位(セガサターンマガジンより)
感想
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YouTube:【セガサターン】デスクリムゾン(ゆっくり解説)
ダメなゲームであることを知っていて買ったのでダメージは無かったけど、当初の印象はすさまじく悪いものでした。OPは楽しめたけど、プレイしている間は敵は突拍子もなく現れ無情にも攻撃を繰り返してきます。おまけに照準の尋常ではない移動スピードにストレスはぐんぐん上昇していくものでした。しかし、1~2時間ほどプレイしていると次第に慣れていき、パターンをしっかり覚えれば意外といけるのでは?とも思わせてくれるなんとも不可思議なゲームでもありました。
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