監督（実写映像パート）は「牙狼」の金田龍氏。声優として活躍する千葉紗子さん、映画監督鈴木清順氏、漫画家桂正和氏も熱演する特撮美少女戦士アドベンチャーアクションゲーム。
1 ストーリー
仲良し3人組の雛子、華菜、若羽は高校での遠足中に妖怪を閉じ込めていた封印石を壊してしまった。その場に居合わせた主人公は宝石になり、精霊のおじいさんと共にヒロイン達と妖怪征伐をする羽目になるのだった。
2 キャラクター
ヒロイン
今作のヒロイン3人組は、1995年の「魔法騎士レイアース」関連商品のテレビCMに実写のものがあり、そのCMが縁となり「おまかせ!退魔業」でも出演の運びとなったそうです。
飯田未：夢月雛子役
泣き虫でドジな女の子。正義感が人一倍強く、失敗を幸運につなげることも多い。好きなものは甘いものとテレビゲーム。変身後は炎封法を用いて戦う。
広橋佳以：加菜月華菜役
勝ち気で短気なところがある。勉強、ダンス、カラオケ何をやらせても優秀な女の子。犬が大の苦手としている。好きなものは猫、料理、努力、根性。変身後は雷封法を用いて戦う。
千葉紗子：如月若羽役
おっとりとして、辛抱強い。力がとても強くいざというときに頼りとなる。好きなものはぬいぐるみ、生け花、お茶、ぼーっとしていること。変身後は光封法を用いて戦う。
※千葉さんは声優として長く活躍。「ストライクウィッチーズ」の坂本美緒役（初代）、「狼と香辛料」のフェルミ・アマーティ役等に出演されています。
その他の出演、特別出演（友情出演）
鈴木清順（映画監督、俳優）：謎の風水師役
映画「ツィゴイネルワイゼン」、「殺しの烙印」等の監督であり、数々の映画やドラマに俳優としても出演した鈴木氏が、ゲーム冒頭の謎の風水師役を演じています。
※「ツィゴイネルワイゼン」…第54回キネマ旬報ベストテン第1位、第31回ベルリン映画祭特別表彰、第23回ブルーリボン賞最優秀監督賞、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞等受賞。（ウィキペディアより引用）
桂正和（漫画家）：農協の青年団長役
代表作は漫画「電影少女」「I”s」等であり、さらにアニメ「TIGER & BUNNY」等のキャラクターデザインを担当。このゲームの監督である金田龍氏がドラマ「電影少女」の監督であったことが縁で、出演されています。
蛍雪次朗：美術館の館長役
俳優として数々のドラマや映画に出演。このゲームでは第2話の美術館の館長を演じています（特別出演ではない）。
渡部猛：ドンヨクどん役
人の欲望を食べて生きる妖怪。今ゲームのラスボス。
3 システム
構成
特撮ドラマやアニメのようにOP（第1話、第4話）、本編、EDと構成されていて、全4話で構成されております。
フィールド
妖怪を探すための「妖怪反応」、妖怪のイメージや手がかりを見せてくれる「イメージ投影」を用いて街中を駆け巡り、話を進めていきます。
戦闘
3種類の攻撃によって妖怪の体力を削り、1種類の封印攻撃を用いて弱った妖怪を封じ込めることにより戦います。3人同時出撃の時は他の二人は攻撃方法を指示して一緒に戦います。
誰と行動するか
節目ごとに3人のうちだれと行動を共にするか選択することになります。さらに、選択肢によって好感度が上下し、好感度が一番高い女の子とエンディングを迎えることになります。
4 パッケージ等
5 概要
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発売日：1996年2月23日
開発：日本メディアプログラミング
販売：セガ
ジャンル：アドベンチャーアクション
ランキング：591/945位（セガサターンマガジンより）
パッケージから漂うイマイチであやしい感じ。しかし、実際プレイしてみると非常に丁寧に作られていて好感が持てたよ。
ムービーシーンは往年の特撮美少女物を感じさせ、特撮ドラマのような構成とサービスショットもあり満足。女の子たちは皆可愛く、演技は拙い部分もあるものの、しっかり入り込んで演じていてそれがまた、特撮美少女物らしくてイイ。
フィールドシーンにおいても会話における表情変化とミニキャラの演出を同時にしていたり、街の造りが必要以上にしっかり用意されているのは良かったよ。この手のゲームにありがちな無駄に長いロードというのも無かったしね。
最終話（第4話）の漫画の唐突な終わり方がもったいない。及第点の作りで、刺さる人にはしっかり刺さるゲーム。以降このような実写ゲームがセガから出てないのは残念。楽しませてもらいました。
6 裏技
・ステージ選択
主人公の名前を入力するときに、指定された4文字すべて入力することによって可能になります。
1文字目
「ん」
2文字目（ステージスキップ）
「い」第1話
「に」第2話
「さ」第3話
「よ」第4話
3文字目〈ブロックの指定〉五十音順で番号を指定、探索と戦闘については後述
【探索指定時】
「あ」第1話～3話の各話の冒頭から
「あ」第4話雛子と行動
「い」第4話華菜と行動
「う」第4話若羽と行動
【戦闘指定時】
「あ」第1話～2話初期戦闘を指定
「い」第1話～2話最終戦闘を指定
「あ」第3話～4話最終戦闘を指定
4文字目〈スタート時の状況の指定〉
「た」探索からスタート
「せ」戦闘からスタート
「ま」探索からスタート＋戦闘時、体力が減らない
「む」戦闘からスタート＋戦闘時、体力が減らない
「め」探索からスタート＋戦闘時、体力・気力・タイムが減らない
「め」戦闘からスタート＋戦闘時、体力・気力・タイムが減らない
特別な名前（「〇」はスペース）
「〇しふみ」全てのムービーを最初から見られるようになる
「〇ひなこ」雛子の好感度が最初から最高値に
「○○かな」華菜の好感度が最初から最高値に
「〇わかば」若羽の好感度が最初から最高値に
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