今回紹介するのはイエローブリックロードです。童話『オズの魔法使い』をモチーフにしたアドベンチャーゲーム。各ブログ、クソゲー界隈で低評価の作品。果たしてその実態はいかに?
奇妙でシュールな音楽と殺風景な風景ともに始まるオープニングムービー、これからどんなゲームが始まるのか楽しみです。
スタート地点。何もないところにいきなり放り出され何をどうしていいかわからない状態に。とりあえず移動することだけはできるようなので進んでいく。
黄色い道発見!これがかの有名なイエローブリックロードに違いない。ここをたどって行けばいいのだろう。
イエローブリックロード…「オズの魔法使い」において目的地であるエメラルドシティに通じる道
小屋発見!お邪魔します~。
ブオン!!
いきなり斧で切りかかってきます。恐ろしいことをするブリキの木こり。どうやら敵兵と間違えた模様。ホラーゲームかと勘違いしてしまいそうになります。
ここで主人公は異世界に飛ばされたことに気づき、その後ブリキのティンマンは友達のライオンを助けに行くため帯同することに。
ライオンを発見したところで、敵兵登場。どうやらこのゲーム戦闘シーンがあるみたいだ。それにしても敵のしゃべっている時のモーションが怖い。
1回目の戦闘。攻撃してもダメージを与えている様子はない。ティンマンがイケボとともに勇ましく斧で切りかかるが、それも虚しく敵に迫られてゲームオーバーに。
でも大丈夫。メーカーが親子で一緒にプレイできるゲームを目指しただけあって安心仕様。すぐ直前からやり直しできます。
数回の敗戦ののち紙相撲の要領だと判明し、ひたすら敵を攻撃して画面端まで押し返し撃退完了。今度はかかし男を探すためエメラルド宮殿までライオンも同行することに。
エメラルド宮殿で捕らえられているかかし男を発見。よく喋ります。にぎやかし要員が追加されました。
数々の戦闘とギミックを乗り越え最終戦オズとの対決です。ここまで約2時間ほどかかりました。慣れている人なら1時間を切ることも可能でしょう。我こそはという方は是非RTAに挑戦を。
最終戦後のエンディング。主人公は無事自分の世界に帰ることができました。しかしかつての仲間たちは、乗り込んだ敵地で兵に追われることに!
逃亡の際、転ぶかかし男、心配するライオン、そして転んだことに気づいているにも関わらず振り返らないで逃亡するブリキのティンマン。
唖然とします。戦闘中は一番勇ましい姿を見せていたのにそんな薄情な奴だったとは。
考えてみると「オズの魔法使い」のブリキも人間の心を求めるため旅をしていたので、ティンマンも情を持ち合わせていないのかもしれません。
「To be Continued」で締めくくられます。続きが気になるところです。
感想は正直に意外と面白かったです。キャラがたっていて毒がなく掛け合いが面白い。世界観は簡素だけどいい味が出ていました。
「for family」「for girls」を掲げているゲームだけあってヒントも豊富で詰まることも無く、戦闘を失敗してもすぐやり直しができる点も良かった。
クソゲーとの評判でしたが、好きになれる人はこの雰囲気にはまると思います。ゲーム雑誌のレビューでは広告費の関係上、本音を言えないものです。この作品は評価がばらけるはずなのにどういうわけか皆、真ん中位の点数になっていました。
定価を考慮すれば正直な評価は10点から60点といったところだと思います。
「イエローブリックロード2」(完結編)はPCのみ出ているようです。こちらもなかなか面白そうでした。
発売日:1996年8月30日
開発元:シナジー幾何学
販売元:アクレイムジャパン
ジャンル:アドベンチャー
それにしても一味変わった雰囲気の広告ですね
面白かったけど値段を抜きにした場合だよ
高い値段で買うことはお勧めですとは言えないよ
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